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五十肩にはロキソニンが効かないのはなぜ

五十肩にロキソニンが効かない
ookayamaokura

新年あけましておめでとうございます。

大田区、五十肩専門の大岡山院です。

今年は巳年、病にはしつこくしぶとく治るまで頑張れる治療院づくりをしていきます。

患者様の皆様には、ヘビが脱皮をするかのごとく、生まれ変わった自分の未来を想像して治療に専念していきたいです。

今回のタイトルは少し刺激的に思われた方もいると思いますが、医師の間では当たり前のことで、真面目な整形外科の先生は患者さんにも説明してくださることもあります。

五十肩にはロキソニンが効かない?

五十肩の痛みで整形外科を受診した場合、痛み止めとしてロキソニン等の飲み薬や湿布を出されることはよくあることです。ただし、この薬は五十肩を治すためではなく、あくまでも今ある痛みを和らげることが目的です。ロキソニンの効果には、

「ロキソニンS」は、速効性とすぐれた効き目が特徴の解熱鎮痛薬です。

●痛みに速く効く特徴をもつ解熱鎮痛成分を含有しています。
解熱鎮痛成分[ロキソプロフェンナトリウム水和物]が、痛みや熱の原因物質(プロスタグランジン)をすばやくおさえ、すぐれた鎮痛効果・解熱効果を発揮します。

はたらき:炎症や痛みのもと【プロスタグランジン】をおさえます。
第一三共ヘルスケア

と製薬会社のサイトに記載してあります。

もともと五十肩の症状には「痛み」があります。ただ、この痛みには種類があって、五十肩では、その時期によって痛みの種類が違い、効かない痛みも存在するということです。同時に、痛みがなくなっても、固まった肩関節を無理矢理動かすのがリハビリなので、無理矢理動かせば当然痛いです。痛みを和らげてくれるのは、炎症の痛みで、安静時の痛みです。

五十肩の病期

五十肩の治療

五十肩には、時期によって痛みの種類が違うとご紹介しましたが、この時期とは、大きく分けて発病から治癒までに3段階あります。

急性期

五十肩として症状の発現から増悪する時期で、疼痛性痙縮期とも呼ばれています。

症状は、明らかな原因がなく、段々と漠然とした痛みからはじまります。時にこの痛みは肩の付け根である三角筋と呼ばれる筋肉の付着部に限局することがあります。

痛みは一度あらわれると急激に強くなることが多く、典型的な例では、手を動かしたときの痛みはいうまでもなく、何もしていなくても痛みがあり、C5、C6頚神経支配領域(肘の外側から腕の親指側)にまで痛みが拡がることもあります。

また、痛みを避けるあまり、自然と内転、内旋位(肘を曲げて手を胸に当てているような姿勢)をとることもあります。症状がひどい場合、特に夜になると痛みが強くなり眠れない状態で、正常な方の手で患側を支えるようなかばいかたをしてしまいます。この時期には棘上筋腱(肩関節の外側)、結節間溝(肩関節の前側)を押さえると痛みが強くあらわれることが多いです。

同時に、肩関節が固まっているため、腕を動かそうとするとどの方向にも動かすのが困難になり、腕を動かせない分肩甲骨が上がってしまう「肩すくめ」の動作をしてしまいます。肩すくめによる代償性運動の影響で背中に負担がかかり首から背中のこわばりや、痛みがあらわれます。

拘縮期

五十肩の症状、第2段階の拘縮期では、肩を動かした時の激痛や、何もしていなくても痛むといった症状が和らぎ、同時に、今度は肩の関節が固まって動かなくなる時期となります。今までのような激痛で動かせない時と違い、痛みはなくてもとにかく固まってしまい、動かない状態がだんだんと進行していきます。

この時期の患者さんの訴えは、大部分が動かないという運動制限ですが、時に患者さん自身が運動制限を自覚しておらず、運動時痛としてのみ訴えられることもあります。この時期は通常4~12ヶ月続きます。

回復期

第3段階となる五十肩の回復期では、関節の拘縮が徐々に改善し、これに伴い痛みや不快感が薄らいでいく時期となります。完全に症状が消えるまでは6~9ヶ月かかることもあれば前後することもあります。特に、運動不足の方、糖尿病など血液循環の悪い状態にある患者さんは比較的治りが悪い傾向にあります。

五十肩に最適な治療

五十肩の場合、ロキソニンや薬はあくまで「補助」をしてくれるものであり、結局は地道に運動を継続していかなけれなりません。五十肩の治療では、患者さんの状態、生活環境や性格などを考慮して個々に適した治療方針を考えなければならないのです。

一般的に、整形外科では、痛みを止めながら「関節の動き」である機能を回復させるための処置をおこないます。中には症状がひどく、固まった肩関節の中を引き剥がす手術になるケースもあります。また、リハビリをおこなうといっても痛みを我慢しながら挙がらない手を挙げる、回すなどの運動がメインとなり、効果も薄く、回復までの期間も長くかかるため悩まされる患者さんがほとんどです。

当院の五十肩専門外来には、以上のような経験をお持ちの患者さんが、悩み、探し当てて来院してくれます。当院の五十肩専門外来では、この憎き五十肩に対して、適した治療法があります。

五十肩の最新医療機器:Shockwave

五十肩の治療:ショックウェーブ

病院でリハビリ、病院や整骨院で電気だけでは五十肩はなかなか良くなりません。

「1年以上は肩が痛いよ!」と経験談を聞かされることも少なくありません。

五十肩は、前述した拘縮期になると、今までのような痛みは楽になります。しかし、関節が固まっている状態なので動かそうとしてもなかなか思うように手が挙がらないし、無理に挙げようとするとやっぱり痛い、というような状態です。

治療は、もちろん早い時期から適切な治療をするほうが回復は早いです。では、どんな治療が良いかというと、まずは衝撃波、ショックウェーブという治療法をおすすめします。

ショックウェーブは、もともと腎結石の治療として、石を砕く治療に利用していましたが、五十肩のような拘縮期でご紹介したような硬くなった組織に対して有効な治療法です。

ショックウェーブで病気の原因となっている組織を柔らかくすることで、痛みが軽減し、ここからはじめてリハビリという関節を動かす治療をおこなうことができます。

発症から1ヶ月でも半年経過していても構いません。中にはマニピュレーション手術をおこなった後遺症の痛みや固まりでのお問い合わせもあります。五十肩でお悩みの方は、お気軽にご相談ください。

ABOUT ME
院長
五十肩や手足のしびれなど、病院に行ってもなかなか良くならない、原因がわからない症状は、大田区北千束の保険メディカル整骨院、大岡山院までご相談ください。
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