神経痛
なかなか治らない神経痛でお悩みですか？
湿布を貼っても、飲み薬を飲んでも、注射をしても治らない。そんな神経痛のお悩みはご相談ください。
神経痛とは
坐骨神経痛、肋間神経痛、三叉神経痛、帯状疱疹後神経痛、神経痛とは様々な種類と原因があります。
もともと、神経痛とは、全身に草の根のように張り巡らされている末梢神経のうち、痛みを感じる感覚神経が障害を起こして痛みとしてあらわれる症状ですが、神経痛を引き起こす原因となる疾患やけががあります。
神経痛は、ヘルニアなど痛みの原因がはっきりしている神経痛を「症候性神経痛」と呼び、原因がはっきりしていない神経痛を「特発性神経痛」と呼んでいます。
坐骨神経痛
坐骨神経痛とは、おしりから出ている坐骨神経に沿って痛みがあらわれます。坐骨神経痛は、おしりから太ももの後ろ、ふくらはぎにかけて一部、もしくは全部が痛くなる神経痛で、基本、片足にしか症状があらわれません。
坐骨神経痛の原因は、腰椎椎間板ヘルニアや脊柱菅狭窄症などがほとんどで、疲労性の慢性腰痛から症状があらわれることもあります。
肋間神経痛
肋間神経痛は、背骨から胸に走っている肋骨、いわゆる「あばら骨」の間にある神経で、胸椎椎間板ヘルニアや交通事故の骨折、骨粗鬆症と転倒による胸椎圧迫骨折、感染症等が原因で症状があらわれます。
三叉神経痛
三叉神経とは、頭蓋骨の中から顔のあらゆるところに張り巡らされている神経で、三叉神経痛を発症すると、目の奥が痛い、頬が痛い、歯茎や舌が痛い、など激しい痛みがあらわれます。なかには、群発頭痛や舌痛症、口腔内灼熱症候群などの症状としてあらわれることもあります。
帯状疱疹後神経痛
帯状疱疹後神経痛とは、名前のとおり、帯状疱疹を発症した後に、帯状疱疹の場所に沿ってあらわれる神経痛で、とにかく痛い、そしてなかなか治らない症状が特徴です。
帯状疱疹後神経痛は、一般的な神経痛と異なり、帯状疱疹を発症した時には正常であった神経線維が、ウイルスによって傷つけられてしまうとで、神経の過剰な興奮や自発痛、痛みを抑制する経路の障害などが起こり、これが原因となって、痛覚過敏やアロディニアと呼ばれている、通常では痛みとして認識しない程度の接触や軽微な圧迫、寒冷などの非侵害性刺激が、痛みとして認識されてしまう感覚異常が起こるとされています。
帯状疱疹後神経痛は、1～2か月で症状が落ち着く人が多い傾向にありますが、3分の1の人は3か月以上痛みに悩まされ、5分の1の人は1年以上続くという統計が出ています。また、３年以上痛みに悩まされて来院される患者さんもいます。
神経痛の治療
神経痛の治療は、神経痛の原因となっている絞扼、損傷を修復する必要があります。絞扼とは、神経を圧迫して刺激を与えているということです。例えば、ずっと正座をしていると足がしびれてくるという経験をしたことがあると思いますが、これは、膝を折り曲げることで、太ももの筋肉で血管が圧迫され血液の流れが悪くなります。これにより、末梢神経に必要な酸素が不足します。さらに、皮膚に近い末梢神経は、体の重みによって直接圧迫を受けてしまいます。
こんな状態を続けていると、知覚を伝える末梢神経の機能が低下し、そこに異常電流が流れ始めます。この電流こそがしびれの原因です。つまり、ビリビリとしびれを感じるのは脚の末梢神経が異常を知らせる生体の防御反応というわけです。
神経痛の症状があらわれたときは、この絞扼している原因を探し出し、圧迫から神経や血管を開放してあげることが重要です。この原因とは、筋肉や筋膜が影響しています、もちろん、脊柱菅狭窄症のように、硬い骨の変形が原因の場合は100%回復させることは不可能ですが、骨の変形による神経の圧迫に影響され、炎症や変性をしてしまった周囲の筋肉、筋膜、靭帯の硬さを改善することはできます。
もちろん、帯状疱疹後神経痛や、手術後の後遺症による痛みやしびれのように、末梢神経自体が傷ついてしまった場合でも、修復するためには血流改善する必要があります。
このような治療を可能とするのがショックウェーブ療法となります。ショックウェーブ療法とは、もともと腎結石の治療で用いられる機械で、硬い石を破壊するための衝撃波を利用した治療法です。この治療を応用したものがショックウェーブ療法となります。
つらい神経痛でお悩みの際は、お気軽にご相談ください。
