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ぎっくり腰の治療

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ぎっくり腰の治療

ぎっくり腰とは

ぎっくり腰は、日常の何気ない動作で発症し、寝返りや立ち上がることができないくらい激痛が走り生活に支障が出てしまいます。

ぎっくり腰は、医学的には、急性腰痛や腰椎捻挫といわれていますが、重いものを一気に持ち上げようとしたとき、腰をひねったときに何の前触れもなく急に痛みがでてしまうだけでなく、ちょっと手を伸ばしただけでも発症し、一生のうちに何度も、人によっては1年に数回再発してしまうこともあります。

また、ぎっくり腰の中には慢性的な腰痛やヘルニア、腰椎椎間関節症、腰部脊柱管狭窄症など他の疾患がもともとあり、その症状に上乗せしてぎっくり腰をおこし、回復するのに時間がかかってしまうこともあります。

ぎっくり腰の原因

筋肉や筋膜の損傷

背筋や筋膜を傷めると、その部分の痛みを感じることになりますが、腰椎や仙腸関節に問題がないと、筋肉や筋膜を損傷していることはあまりないといわれています。ただ、人間は教科書通りに病気が現れることはあまりないので、筋肉だけの痛みとしてあらわれることもあります。

よくあるのは、冬の寒い朝の寝起きに顔を洗う時にぎっくり腰を引き起こしてしまうことです。

腰椎の損傷

腰椎の損傷の場合は、背骨の腰椎部分、つまり腰の中心部に痛みがでるといわれています。腰椎の損傷といっても、腰の骨を折ることもありますが、その場合、圧迫骨折という診断が出ます。ぎっくり腰の場合、腰椎の関節捻挫や、インナーマッスルと呼ばれる深い部分にある回旋筋などの筋肉が緊張してしまい痛みが出現したり、神経が圧迫されて根性痛という痛みと、関連痛を起こす痛みの二通りがあるといわれています。

仙腸関節の損傷

仙腸関節とは、骨盤にあります。腰というよりお尻の上あたり、尾底骨の上の方にある関節の捻挫です。この部分をひねったために、痛みが出るといわれています。

また、仙腸関節を損傷してしまうと、痛みをかばい体を支えることで骨盤の上にある背筋まで緊張してしまい、痛みの範囲が広がったり、太ももの後ろや、ふくらはぎにも連動して痛みやしびれが伴ってしまうこともあります。

また、筋肉や筋膜の損傷によるぎっくり腰には、よくあるパターンとして3つの筋が関係しています。それは

大腰筋タイプ

大腰筋は、腰椎と大腿骨を結ぶ筋肉の一つです。内臓と脊椎の間にあり、深部腹筋群とも呼ばれる見えない筋肉の一つで、主に股関節を屈曲させる働きをしています。

脊柱を前屈させる筋でもあるため「深腹筋」と呼ばれることもあり運動に非常に重要な働きをしています。

大腰筋を損傷すると、前かがみになり腰を伸ばしにくそうにします。

腰方形筋タイプ

腰方形筋は、一番下の肋骨から骨盤の上を結ぶ、平らな幅広い筋肉です。

この筋肉の主な働きは、背骨を横に曲げることです。
この筋肉を損傷すると、左右どちらかに体が傾き、姿勢がくの字になってしまいます。

体を横に曲げたり、捻ったり、寝返りの際にも痛みが走ります。

多裂筋・回旋筋タイプ

多裂筋・回旋筋は、直接触れることのできる脊柱起立筋よりも深い部分にあり背骨を直接支えています。

この筋肉が損傷すると、前かがみや体を反らす際に痛みを生じ、腰が固まってしまい、動かせなくなります。

ぎっくり腰の治療

ぎっくり腰の治療は、急性期と回復期で異なります。

症状があらわれた初めの1~2週間は安静が必要で、炎症を起こしている筋肉や関節を休めなければなりません。もちろん、当院では、急性期の治療もおこなっています。

そして、回復期の治療ですが、ここが重要で、痛みが引いてきたからといって急に今までのように動いてしまいますとぎっくり腰を再発、むしろ悪化した状態になることもあります。

それは、どうしても炎症が落ち着いてきた慢性期に差し掛かると、損傷した筋肉などの組織は、硬く、冷えてしまうため、うまく伸び縮みぜず機能しません。そのため、急に動かすことで肉離れのようになり、逸まで以上に痛みが強くあらわれて治るのにも時間がかかってしまいます。

そんな時に有効な治療法がショックウェーブ療法です。ショックウェーブは、衝撃波という治療法になります。衝撃波とは、もともとは腎結石等の治療で使用し、石を砕くための治療法です。この治療法を応用して開発されたのが筋肉や、筋膜を柔らかくするショックウェーブとなります。

そして、ショックウェーブ療法と併用して、姿勢矯正等をおこなうことで機能回復することができ、ぎっくり腰を起こす前よりも快適に生活を送ることができます。

患者さんの状態は一人ひとり異なります。来院時に患者さんの状態を把握したうえで治療プランを組み立て、ご説明した後に治療をおこなっていきます。

ぎっくり腰でお悩みの際は、お早めにご相談ください。

院長
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五十肩や手足のしびれなど、病院に行ってもなかなか良くならない、原因がわからない症状は、大田区北千束の保険メディカル整骨院、大岡山院までご相談ください。
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